精神状態と眠気
意識水準が高まると眠気は解消します。
不安や興奮のため寝つかれず、いらいらしてますます目が冴える、といった経験は誰にでもあるはずです。
就寝直前に激しい運動をしたり、心配ごとや不平不満をつのらせたり、喧嘩したり、精根かけて勉強したり、うれしすぎたり、考えごとをまとめようとしたりといったたぐいのことは、いずれも意識水準を高めます。
思考や情動を司る脳が活性化されてしまうからです。
逆に、寝るまえに、簡単な運動をする、ぬるま湯に入る、セックスをする、香水を嗅ぐ、単調な音を聞く、といった行為が入眠を助けるのは、精神の緊張を解くからでしょう。
入眠時でなくても、私たちは気が進まないこと、嫌なこと、退屈なこと、恐ろしいことなどで眠気が増大します。
こういう不快なことを回避ないしは逃避させようとして、脳が眠りの信号を出しているからでしょう。
・・・むずかしい本やつまらない講演が、布団 羽毛や睡眠薬よりははるかによく効くことになりうるのです。